東本願寺【台東区西浅草】
浅草にある東本願寺です。元々は京都の東本願寺の別院でしたので、浅草本願寺と呼ばれていました。という事で、浄土真宗のお寺ですが御朱印が頂けます。
何故か?
というのは「お東騒動」とかで検索すると喧々諤々な顛末が出てきます。
暖簾分けして出来たラーメン屋が、本家から完全に独立して独自の味を出していく中で伝統を打破していった結果、みたいなものかなと勝手に解釈しています。
東本願寺といえば葛飾北斎の『富嶽三十六景 東都浅草本願寺』は当時の巨大な本願寺の屋根と富士山を並べて、その雄大さを表現しています。
また、落語の世界では『唐茄子屋政談』という演目で、「誓願寺店(せいがんじだな)」という言葉が出てきます。これは、東本願寺の裏手の石堀の並び辺りに元の誓願寺があって、その周辺の貧しい一帯を「誓願寺店」と言ったようです。若旦那がヘトヘトになって一服した場所がこの辺りなんですね。
志ん朝師匠による『唐茄子屋政談』は一品です。
さて、御朱印には「光雲無碍」と書かれています。これは本尊である阿弥陀如来の光が雲のように潤いながら澄み渡り広がり、何も遮るものがない様を表しています。良い言葉だなぁと思いますね。