蛙と轍と御朱印巡り

都内を中心に自転車で御朱印巡り

清浄華院【京都市上京区】

廬山寺のすぐ隣の清浄華院です。

今年の11月8日まで特別拝観で『泣不動縁起絵巻』の御開帳があったのですが、期間中には行けなかったのが残念でした。しかし、期間中限定だった安倍清明の御朱印が転売されるというニュースで話題になってしまい、授与期間が延長されたので良かったのかなんだろか、ニュースを見た時は複雑な感情がわきました。

ただ、御朱印はコレクションアイテムじゃないんだという事を今一度、心に刻んで自分も真面目にいろいろ勉強して寺社巡りしようと思う切っ掛けにはなりました。

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清浄華院は元々は天台宗のお寺だったのが、後白河法皇の時代に、天台宗を学んで浄土宗を開いた法然上人が授けられて浄土宗の寺院になったというのは面白い経緯ですね。

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泣不動縁起絵巻』の逸話もなかなか興味深いのですが、勝手な思い込みで陰陽道って神社との繋がりのが強くて、寺院なのに安倍清明っていうのに違和感があったんですが、そもそも陰陽道自体が別に神道も仏教も関係なくて、天文学を元に占いをしたり暦を編纂したりする職なんですよね。完全にマンガとかアニメ、ゲームの印象で思い込んでました。この後で行く清明神社もあるし。

 『天地明察』の中でも安倍清明の一族の末裔である土御門家が出てきて主人公・渋川春海の改暦の手助けをしたりしています。これ読むと陰陽道天文学・暦学は切っても切れない関係なんだと分かります。

さて、「泣不動」にも興味深い所があります。それは、清明の弟子が身代わりで病に罹った事に不動明王が感動し涙を流して、その弟子の身代わりとなって地獄の使いにより閻魔大王のもとへ連れて行かれます。すると、そんな不動明王を見て、閻魔様が平伏するというくだりがあります。

これも勝手な思い込みだったんですが、不動明王より閻魔大王のが位が高いと思ってました。閻魔様が恐縮するって凄い違和感ですが、実際はどうなんでしょうね?この辺の関係性とかも勉強しなきゃなぁ。

fudou-top - 清浄華院公式ホームページ

御朱印は三種類を頂きました。

まず法然上人です。

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不動尊です。

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そしてこれが、安倍清明の御朱印です。絵巻の判がすごく良いですね。

開帳期間中はこれに陰陽道の象徴である五芒星が押されていたようです。

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さて、このまま御所をグルッと回り清明神社へ行きます。

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